「宝くじ投資」とも言われる、IPO投資。
なかなか当たらなくて辞めてしまう方も多いかもしれませんが、ポイントを押さえて抽選に参加すれば、年に数回程度の当選は難しくありません。
現に、私は3年ほど前からIPO投資をはじめて、トータルで70万円近い利益を出すことができています。
2019年は資金150万円で年10回ほど当選して40万円近い利益が!
2021年は1〜5月で6回当選、21万円の利益が出てるよ♪
この記事では、IPO投資で効率的に抽選に申し込み、当選確率を上げるために私が実践している方法を紹介します。
IPO投資とは?
これからIPO投資を始める方のために、まずはIPO投資についても簡単に解説しておきます。
IPOって?
IPOはInitial Public Offeringの頭文字を取った略語で、日本語では「新規上場株式」
言葉の通り、新規で上場する株式のことです。
上場していない株は投資家が自由に取引することができませんが、証券取引所に上場することで誰でも自由に株取引ができるようになります。
発行される株式の発行枚数は決まっているから、最初に誰が買うかは抽選で決めるよ
IPO投資が初心者にも人気の理由
多くの銘柄では、抽選で売り出される価格(公募価格)よりも、上場して最初に売買が成立した価格(初値)の方が高値になります。
そのため抽選で手に入れた株を初値で売却することで、高確率で利益を出すことができるのが魅力。
言葉を変えると、当選すれば高確率で利益が出せる!ということでもあります。
公募価格よりも初値が安くなる(損失が出る)こともあるけど、年間約9割の銘柄でプラスになってるよ♪
本来、投資は売買タイミングを決めるのはとても難しいですが、IPO投資は買いも売りもタイミングが決まっているのでとてもシンプルです。
人気ゆえになかなか当たらないのが最大の欠点!
「当選すれば」高確率で利益が出せるとはいえ、逆にいうと当選しなければ参加することもできません。
落選が続けば利益が出せないのはもちろん、何度も抽選に申し込むモチベーションも下がりますよね…
IPO投資で利益を得るためには、いかに当選確率を上げるかがとても大事になってきます!
IPOの当選確率を上げるには?
IPOの投資の当選確率を上げる最も単純な方法は、「抽選口数を増やす」こと。
抽選口数を増やすには、以下の方法があります。
IPOの抽選口数を増やす方法
- 抽選申込用の資金を増やす
- 複数の証券会社から申し込む
- 抽選の名義人を増やす
抽選口数の増やし方は抽選方法によって変わります。
2つの抽選方式を覚えておきましょう。
口数比例方式の場合
口数比例方式とは、申し込み口数に応じて抽選口数が決まる方式。
資金が多いほどたくさん申し込みができて、当選確率も上がります。
例えば公募価格2,000円のIPOに参加する場合、多くの証券会社では100株で1口なので、
1口20万円必要なので、購入できるのは1口だけ
=抽選は1回
1口20万円なので、最大100口
=抽選は100回!!
単純計算だけど、資金が20万円の人と2,000万円の人では当選確率が100倍も違う…!?
お金持ちがたくさん参加してたら、自分の1回は超微力ってことか〜
平等抽選の場合
平等抽選とは、資金や申し込み口数に関係なく、1口座につき1人1回抽選を行う方式。
資金が多くても少なくても平等に抽選が受けられるので、当選確率は同じです。
同じく公募価格2,000円のIPOに参加する場合、
申し込めるのは1口だけ
=抽選回数は1回
申し込めるのは最大100口
=抽選回数は1回
※ 証券会社により、申し込める口数は変わります。
さらに抽選回数を増やすなら、
=抽選回数は3回
=抽選回数は×2倍
資金に余裕があるなら1か所からまとめて申し込むより、いろんなところから申し込んだ方が当選確率UPするよ!
とはいえ、IPOの抽選に参加するには抽選方式によらず相応の資金が必要なので、資金が多いに越したことはないです…
一部の証券会社では、抽選申込には資金が不要なところもあります。(詳しくは後述)
『資金が必要』というと投資に回せるお金がないと諦めがちですが、資金は一時的に拘束されるだけ。(おおよそ2週間程度)
拘束期間が短く、落選すると拘束されていた資金は全額戻ってくるため、次の抽選資金としてまた利用することができます。
抽選自体に費用や手数料は不要だから、私は資金の範囲内でなるべくたくさん申し込むようにしてるよ!
少ない資金でも効率よく抽選に参加するコツ
資金が潤沢であればいいのですが、限られた資金のなかでより当選確率を上げようとするにはちょっとした工夫とコツが必要です。
私が当選のために意識しているのは以下の4つ。
資金が少なくても当てるコツ
- 前受金不要の証券会社を優先
- 割り当て数が多いところを優先
(主幹事・副幹事) - ライバルが少ないところを狙う
(穴場証券) - SBI証券でチャレンジポイントを貯める
この4つは限られた資金で当選を勝ち取るために押さえておいてね!
IPO当選のコツ①:前受金不要の証券会社から申し込む
『前受金不要』の証券会社では、資金が必要なのは当選してから!
つまり、資金不要で抽選に参加できるということになります。
前受金不要の主な証券会社は、以下の5つ。
いつでも申し込みができるようにあらかじめ口座開設を済ませておくのがおすすめです。
前受金不要の証券会社
- 野村證券
- 松井証券(平等抽選)
- SBIネオトレード証券(平等抽選)
- 岡三オンライン証券(平等抽選)
- DMM.com証券
前受金不要であれば、証券口座内に残金がなくても抽選に参加できるので、IPOで当選を狙うのであれば必ず押さえておきたいところ。
面倒な資金移動が必要ないから、抽選のハードルも低め。
DMMは割当数は多くないけど、IPOのイメージが少ないから実は穴場だったりして! (こっそり)
野村證券と松井証券は取扱数・割当数も多いので、割当があるときは私は必ず申し込みしています。
IPO当選のコツ②:割当数が多い証券会社から申し込む
割当数が多い主幹事・副幹事の証券会社は必ずチェックして、優先的に資金を割り当てましょう。
同じ抽選回数であれば、『当たり』の本数が多いほど当選確率はUP!
主幹事・副幹事が多い証券会社
- 野村證券(前受金不要)
- みずほ証券
- 大和証券
- SMBC日興証券
- SBI証券(チャレンジポイント)
主幹事・副幹事の証券会社はIPO銘柄ごとに異なるので、毎回確認が必要です。
限られた資金で抽選に申し込むのであれば資金移動が多くなります。
IPOのスケジュールと振込手数料の無料回数はしっかりと把握・管理しましょう。
資金が少ないうちは、主幹事・副幹事に絞って申し込むのも作戦だね
IPO当選のコツ③:ライバルが少ないところを狙う
指標が少し難しいですが、一般的に口数比例方式よりも平等抽選の証券会社の方がライバルは少なくなります。
平等抽選を行う証券会社
- 野村證券(前受金不要)
- 松井証券(前受金不要)
- マネックス証券(※)
- 大和証券(主幹事が多い)
- SMBC日興証券(主幹事が多い)
- 岡三オンライン証券(前受金不要)
- SBIネオトレード証券(前受金不要)
※ マネックス証券は100%完全平等抽選です
他の条件と重複がある証券会社は、特に狙い目です。
野村證券は、前受金不要で主幹事になることも多いから大本命!
IPOをやるなら口座開設はマストだよ♪
中には割当数が少なくてもライバルがそれ以上に少なく、実は当選確率が高い穴場証券も…!
教えたくない穴場証券
- CONNECT
- SBIネオトレード証券
CONNECTは、大和証券グループの2019年に新しく設立されたばかりの証券会社。
口座開設数がまだ少ないだけではなく大和証券グループなので、大和証券が主幹事を務める銘柄では特に当選確率が高くなります。
私が2021年に当選した6回のうち、3回はCONNECTからの当選だよ♪
CONNECTは条件を満たすと当選確率が上がる優遇制を導入しているため、優遇条件もぜひチェックしてみてくださいね。
IPO当選のコツ④:SBI証券で『チャレンジポイント』を貯めよう
SBI証券は主幹事を務めることが多いですが、口座開設数が非常に多く、口数比例方式なので当選を勝ち取るのは至難の業です。
ですが、落選すると『チャレンジポイント』が付与され、ポイントを使用することで優遇枠で抽選に参加することができるようになります!
チャレンジポイントは落選すると戻ってくるので、「いつかは必ず当選できる」魔法のポイントだよ!
落選にめげずに、コツコツとポイントを貯めておこう♪
IPO投資の注意点
勝率9割!1割は損する可能性も
勝率9割と言われるIPO投資ですが、裏を返せば1割は損をしてしまうということ。
事前評価が悪い銘柄は抽選申し込みを避ける人も多いため、ライバルが減って当選しやすくなります。
一部の証券会社では、当選しても「辞退」OK!
ただしSMBC日興証券などは、今後IPOに参加できなくなるなどのペナルティがあるため注意してください。
※ 後期抽選の証券会社(例:楽天証券)では辞退できません!
値下がり銘柄ばっかり当選して資金が減っていくのは辛い…!
抽選申し込みの前に、評価の良し悪しは必ずチェックしておきましょう。
資金移動が増えるので、振込手数料の無料回数に注意!
IPO投資を行うと資金移動が頻繁になり、振込手数料の無料回数を使い切ってしまう可能性が高くなります。
いつの間にか手数料にお金を払っていてはもったいないですよね。
資金移動が計画的に行えるように、少し先の上場スケジュールまで目を通しておくのをおすすめします。
振込手数料が無料になる銀行
- 住信SBIネット銀行
- 楽天銀行
- 大和ネクスト銀行
- 野村信託銀行
大和ネクスト銀行と野村信託銀行は、それぞれ大和証券と野村證券のグループ銀行です。
大和ネクスト銀行は3回、野村信託銀行は10回、どちらも無条件で他行宛の振込手数料が無料に!
証券口座をこれから開設するなら、同時に開設しておくのがおすすめだよ!
IPO銘柄は年間100件以上!
無料でドキドキが味わえる宝くじのようなIPO投資。
年100回以上もあるチャンスを知らずにスルーするのはもったいないですよね。
低リスクで資産を増やせるチャンス!ぜひチャレンジしてみてください!
まずはハードルが低い前受金不要の証券会社から始めてみるのもいいね!
SBI証券のチャレンジポイントも忘れずに貯めておこう♪
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