子どもにかかるお金の中で、子どもが小さい時ほど家計のウェイトを占める割合が大きい「被服費」
子供服は成長に合わせてサイズがどんどん変化するため、ほとんど着せずにサイズアウトすることも少なくありませんよね。

すぐにサイズが変わる小さい子どもの服って、何枚くらいがちょうどいいのかな?
そう悩むママも多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、子供服の適正枚数について「節約」という観点で詳しくまとめました。
着替えがたくさん必要と思われがちな保育園児でも、少ない枚数で上手に着回すコツを紹介します!
目次
子供服の適正枚数の考え方

子供服の適正枚数を決めるためには、基本枚数と、年齢や成長に合わせた追加分を考慮する必要があります。
- 1.基本枚数を決める
- 2.追加枚数を検討する
- 3.適正枚数を決める
1.基本枚数の考え方
まず最初に、基本枚数を決めます。
1週間のうち保育園に通うのは5日間ですので、私は基本枚数は5着としています。
- 今日着るもの:1着
- 明日着るもの:1着
- 着替え用のもの:1着
- 洗濯中のもの:2着
ほぼ毎日洗濯をした場合、ローテーションを行うにはこれで十分です。

我が家はドラム式洗濯機なので、洗濯したら翌日には乾いてるので全く問題はありません
- トップス
- ボトムス
- インナー
- パンツ
- 靴下
洗濯の頻度を減らしたい、乾くのに時間がかかるという場合には、条件に合わせて数枚追加しておきます。
2.追加枚数を検討する
たくさんあってももったいない一方、頻繁に足りなくなるようでは困りますよね。
少し多めに用意しておきたいシチュエーションを考えてみました。
真夏用の服の場合、水遊びをしたり汗をかいて着替えることが増えるため、少し多めに用意しておくと安心です。
夏場は洗濯物がすぐ乾くので、控えめに1〜2着としています。
1歳〜3歳頃は食べこぼしが多い時期なので、トップスを+1〜2着程度多めに用意すると安心です。
また白っぽい服や、洗濯にしにくい装飾が多い服は避けることで、汚れやダメージによる買い替えも減らすことができます。
2歳を過ぎるとトイトレが本格的にスタートし、パンツで過ごす子も増えてきます。
1日に何度も着替えることもあるので、おもらしが落ち着くまではボトムスやパンツを+1〜2着程度多めに用意すると良いでしょう。
保育園や幼稚園、おでかけリュックなどにお着替え袋が必要な場合、入れておく枚数に応じて多めに用意しておく必要があります。
必要枚数は園によっても異なりますが、常時着替えを2〜3枚用意しておくところが多いです。

3.適正枚数を決める
「保育園に通うトイトレ中の3歳児」を想定したパターンで適正枚数を考えてみます。
基本枚数 | 追加 | 着替え袋 | 合計 | |
トップス | 5着 | +3着 | 8着 | |
ボトムス | 5着 | +2着 | +3着 | 10着 |
肌着 | 5着 | +3着 | 8着 | |
パンツ | 5着 | +2着 | +3着 | 10着 |
靴下 | 5足 | +1足 | 6足 |
我が家の場合、
- ドラム式洗濯機で洗濯物がすぐに乾く
- 子どもが新しい服を着たがらない(同じ服ばかり着たがる)
という理由で、お着替え袋も合わせて7着ずつで運用しています。
平日にも洗濯機を回すことを前提とする場合、お着替え袋に入れる分も合わせて10着あれば十分というのが私の結論です。

もっと同じ服ばっかり着てる印象になるかな、と思いましたが、私はそこまで気にならないです。
子どもがお気に入りばかりを着たがるのも大きいかな、と思います。
被服費が節約できる、必要枚数を減らす上手な服の選び方

お着替え袋も合わせて10着でローテーションするとなると、服の選び方も重要になってきます。
「被服費節約」という観点では、どのような服を選ぶのが良いのでしょうか?
必要枚数を減らす、上手な服の選び方をまとめました。
- シンプルな服を多めにする
- 薄手素材×重ね着
- 洗濯しにくいものを避ける
- ワンサイズ上の7分丈を活用
- 伸縮性が良く、柔らかい素材を選ぶ
シンプルな服を多めにする
子ども服の魅力の1つに「デザインの可愛さ」がありますが、デザインの主張が激しい服は着まわしが難しくなります。
柄物ばかりにならないように、シンプルな服を多めにするのが被服費節約のコツです。
トップスとボトムス、それぞれ半分以上はシンプルなデザインやカラーにしておくと無難です。
「薄手素材×重ね着」で通年レギュラー化する
- カットソーの上からシャツやカーディガンを羽織る
- 半袖Tシャツと長袖カットソーを重ね着する
など、工夫次第で季節を問わず長く着せることができます。

冬でも1枚で着られる厚手素材も良いですが、「薄手素材×重ね着」の方が通年でみたときの必要枚数を減らせます。
厚手の服より、洗濯して乾きやすいのもポイントです。
洗濯しにくいものを避ける
服を選ぶ際、洗濯がしにくいものを避けるのも重要なポイント。
洗濯しやすいものの方が上手にローテーションすることができます。
- 飾りが多い
- 水洗いができない
- 乾きにくい素材や厚さ
- 色落ちしやすい
- シワになりやすい
ワンサイズ上の七分丈を活用
子ども服のサイズ感で重要なのは、着丈よりも袖丈や裾の長さです。
しかし袖や裾を折り曲げて着せようとすると、嫌がる子も少なくありませんよね。
子どもは成長が早いので、少し大きめに買ったにも関わらずすぐにサイズダウンしていてガッカリ…なんてことも。
そこで活躍するのが、ワンサイズ上の七分丈です。
7分丈なら、
- 大きめで着せると、長袖・長ズボンとして
- ぴったりで着せると、7分丈として
と、季節をまたいで長く着せることができますよ。
伸縮性がよく、柔らかい素材を選ぶ
ジーンズなど、素材が硬く伸縮性の少ないものは要注意。
子どもが嫌がったり、保育園からNGを出されることがあります。
それ以外にも、
- 裾や袖を折るのが難しくサイズの調整がしにくい
- 子どもが自分で着脱しにくい
といったデメリットも。
着脱のしやすさは着用頻度に直結するので、デザインだけにとらわれずに選ぶのがおすすめです。
1着あたりの使用頻度を見直そう!

もっとたくさんあったほうがいいんじゃないかな?と思う方は、お洋服1着あたりの着せている回数や、1回あたりのコストを考えてみましょう。

私は着用1回あたりの金額(コスト)を計算して、もったいない!と思わない枚数になるように調整しています。
子どもの服は満足に着せないうちにサイズアウトしてしまう…というイメージがあると思いますが、実際どうなのでしょうか?
ちょっと気になったので、1着あたり何回着ているのか計算してみました。
1年間を52週として計算した場合、1年半では78週。
週1回の着用なので、着用回数は78回です。

3,000円の服の場合、1回あたり39円で着せている計算です。
1年間を52週として計算した場合、半年では26週。
週2回の着用なので、着用回数は52回です。

3,000円の服の場合、1回あたり約58円です。
1年間を52週として計算した場合、半年では26週。
2週間に1回の着用なので、着用回数は13回です。

3,000円の服の場合、1回あたり231円。
1万円のお出かけ服なら、1回あたり770円です。
サイズアウトまでの期間と持っている枚数から、1着あたりの使用回数を計算してみました。
1年でサイズアウトした場合
- 10着:1着あたり、37回/年
- 15着:1着あたり、24回/年
半年でサイズアウトした場合
- 10着:1着あたり、19回/半年
- 15着:1着あたり、12回/半年
少ない枚数で、上手に着回すことが節約のコツ!
子どもの被服費の節約は、少ない枚数で上手に着回すのがコツです。
服を買い足す時には、
- トータルの枚数
- 着用する回数
- 着用できる期間
- 価格
などを考慮すると良いです。
トータルの枚数が少なければ、1枚あたりの着用する回数が増えます。
服の選び方を工夫すれば、着用期間を長くすることもできます。
また、価格が安いに越したことはありませんが、たくさん着せるためには耐久性も大切です。
- 毛玉ができやすい
- ヨレやすい
- 色落ちしやすい
といったものは、ダメージが原因で着せなくなりがちなので注意しましょう。
子供服を選ぶとき、「安さ」よりも重要なこと

子ども服を新たに買い替える際、「どうせすぐにサイズアウトしてしまうから、安いもので」と考えてしまいます。
でも、安さよりも重要なのが、「長く使えて、たくさん着れるかどうか」です。
- 季節を問わずに着れるもの
- 組み合わせを選ばないもの
- 重ね着がしやすいもの
- 洗濯がしやすく、乾きやすいもの
- 繰り返しの使用でも、ダメージが少ないもの

子供服は着れる期間が短いので、安い服を買うよりも1着をたくさん着ることが節約になります。
1枚1,000円のお洋服を30着持っていれば被服費は3万円ですが、10着を上手に着回せば1枚1,500円の服でも1.5万円。
値段が高い服を買っても、1.5万円の節約になります。
もし1着あたり3,000円の服を30着持っていた場合、被服費は9万円。
これを1,000円の服10着にするとたった1万円になります。

子どもが2人なら1年で16万円も節約になるので、いいドラム式洗濯機が買えちゃう金額になります。
これはあえて極端な例ですが、つまりはそういうことです。
保育園着におすすめ!高コスパの子供服服ブランドを紹介

被服費を節約するために、高コスパのお洋服を選ぶことが大切。
私のお気に入りブランドを3つ紹介します。
1.UNIQLO
動きやすさ重視でボトムスを探すなら、「UNIQLO」が1番おすすめ。
UNIQLOの商品は、
- 繰り返し着用してもヨレやダメージが少ない
- シンプルなデザインが多い
など、保育園着には最適。
レギンスパンツは定番中の定番です。
デメリットを挙げるなら、人気がありすぎてかぶりまくること(笑)
柄物も多いので、シンプルなものを選ぶことを忘れないようにしましょう。
\ 高品質な子供服のど定番! /
2.F.O.インターナショナル
「F.O.インターナショナル」は、
- BREEZE
- アプレ レ クール
- F.O.KIDS
など、ショッピングモールでも見かける機会が多い子ども服ブランド。
シーズンごとにセールを行っているので、1着2,000円以下で買えるかわいいお洋服がたくさんあります。
個人的にはアプレ レ クールのお洋服が好きで、よく購入しています。
\ 元気いっぱいの子供にぴったり /
3.ナルミヤ・インターナショナル
「ナルミヤ・インターナショナル」は、私が最もよく利用している子供服ブランドです。
ナルミヤ・インターナショナルでは、
- petit main
- kladskap
- Love & Peace & Money
など、20以上のブランドの取り扱いがあります。

憧れのKateSpadeも、ナルミア・インターナショナルのオンラインストアで購入できます。
ハイブランドの商品もある一方、頻繁にセールを行っており1着1,000円以下で買えるプチプラのお洋服も!
女の子用のお洋服が多いですが、我が家では兄妹どちらの服もナルミヤ・インターナショナルで買うことが多め。
SIZE100以下のお洋服はサイズが小さめなので、ワンサイズ上を選んでおくのをおすすめします。
\ セールで最大70%オフになる /
【結論】被服費を節約するなら、保育園児でも10着でOK!
被服費の節約は、枚数を減らしてしまうのが最も効果的。
着替えがたくさん必要だと思われがちな保育園児でも、上手に着回せば7〜10着あれば十分です。
子供服は見ていると可愛くてついついたくさん買いたくなってしまいますが、もったいないので控えめにして節約することも考えるべき。
お洋服の枚数が少ないと、節約になるのはもちろんですが、
- 洗濯後の収納が楽
- 子どもが自分で管理しやすい
といったメリットもあります。
- シンプルな服を多めにする
- 薄手素材×重ね着
- 洗濯しにくいものを避ける
- ワンサイズ上の7分丈を活用
- 伸縮性が良く、柔らかい素材を選ぶ
上手にたくさん着回して、子どもの被服費を節約してみてくださいね!
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