【体験談】子育て中のママが、辛いのに夜勤をするメリット・デメリット

子育て中のママが夜勤をするメリット・デメリット

我が家は夫婦共働き。

お互いに月に数回の夜勤がある仕事をしています。

夫婦で病院勤務をしています。

パパ(夫)が仕事や飲み会で夜いないというのは割とよくあること。

でも、乳幼児がいる家庭でママ(妻)が夜勤で家にいないというのはそれなりに珍しい環境かもしれません。

そこでこの記事では、私たち夫婦の体験をもとに、小さな子供がいる家庭でママが夜勤をするメリット・デメリットについてまとめました。

体力的にも精神的にもかなりしんどいですが、それなりに良いこともあるので、夜勤をするかどうか悩んでいる方に読んで欲しいです。

目次

ママが夜勤をするということ

夜勤の場合、夜いないのはもちろんですが、翌朝も当然いません。

そして、翌日が平日なら夫も仕事があり、子どもたちは保育園へ行きます。

夜勤に行く方も大変だけど、残された方も結構大変ですよね。

夫が潰れないように、子どもたちがさみしくないように、私がいなくても平気なように準備やケアをしつつ、自分は夜通しで仕事をする。

上の子が1人の時はともかく、子どもが2人になってからの夜勤は大変なこと・課題が山積みでした。

子どもたちを保育園に送ってから家のことを一通りこなし、夕飯と翌日の朝食の支度をしてから出勤。

朝まで働いて、帰ったらまた家の復元をして仮眠をとったらすぐに子どもたちのお迎え。

そんな超ハードなスケジュールをこなさなければいけません。

夜勤がある日のタイムスケジュール

我が家は実家・義実家に頼ることができません。

家の近くに朝まで預けられる保育園はないので、夫婦ふたりきりで全てのタスクをこなしています。

夜勤入りの日のタイムスケジュール

夜勤入りの日のタイムスケジュール

06:00 全員で起床

06:15 朝食

07:15 出発(保育園送り、夫送り)

08:30 帰宅、家事

14:00 出勤準備、移動

16:00 勤務開始

入りの日は、子どもたちを保育園に送ってから出勤時間までの間に、

  • 家事全般
  • 家族の夕飯作り
  • 翌日の朝食作り
  • 翌日の保育園準備
  • やりたいこと

をやっておくようにしています。

朝食はなるべく子供が好きなもので、手伝わなくても自分たちで食べれるものを選ぶようにしています。

時間は割とあるので、シーツを洗濯してベットメイクをしたり、整理整頓や細かな掃除もやってしまいます。

普段、朝4:00ころ起きて朝活をしている私ですが、夜勤の日は朝活はお休み。

少しでも睡眠時間を多くとって、体調を整えるようにしています。

夜勤明けの日のタイムスケジュール

夜勤入りの日のタイムスケジュール

09:00 勤務終了

10:00 帰宅、お風呂(自分)、仮眠

14:00 夕飯準備

16:00 保育園迎え

17:00 お風呂(子ども)

18:00 夕飯

21:00 子どもたち寝かしつけ

23:00 自分就寝

帰宅してから保育園お迎えまでは約6時間ありますが、帰宅した時点で30時間近く起きているのでぐったり。

夜勤明けのしんどさは年々増していく感じ…

ちょっとでも余裕があれば、夕飯の買い出しは済ませて帰ります。

肌はボロボロで、最近はちょっと顔色も悪い…(笑)

まずはさっとシャワーを浴びて、仮眠をとります。

14:00頃目覚ましで起きたら、夕飯とお風呂の支度を済ませ、普段より少し早めの16:00頃迎えに行きます。

子どもが1人の時はまだ体力に余裕があったので、ホットヨガやジムに通っていた時期もありました。

私が夜勤の日の、夫のタイムスケジュール

私が夜勤の日は、基本的には夫は仕事です。

入りの日、私の勤務開始時間には夫はまだ勤務中なので、夫は夜の迎えからひとりで行い、翌朝保育園に送り届けるまでが任務です。

夫のタイムスケジュール

06:00 全員で起床

06:15 朝食

07:15 出発(保育園送り)、職場まで私が送る

08:00 出勤

18:00 保育園お迎え

18:30 帰宅・夕飯

19:30 お風呂

21:00 子どもたち寝かしつけ

06:00 起床

07:00 出発(保育園送り)

08:00 出勤

寝かしつけの後は、家事をしておいてくれたり、ベットでゴロゴロしながらゲームをしたりして過ごしているようです。

子育て中のママが夜勤をするメリット

ママが夜勤をするのは大変ですが、メリットもそれなりにあります。

ママが夜勤をするメリット
  • ひとりの時間がもてる
  • 夫にもワンオペ 育児の辛さを理解させることができる
  • 子どもからの愛情が増す
  • 夫と子どもの絆が強化される
  • 収入が増える

ひとりの時間がもてる

夜勤が平日の場合、

  • 入りの日の日中
  • 明けの日の日中

は子どもたちは保育園を利用することができるため、少しですが自分の時間をもつことができます。

夜勤明けすぐに子どもを迎えに行かなければいけない場合は過酷ですが、そうでなければ少しひとりでショッピングしたり、カフェでお茶したりすることも可能です。

明るい時間にひとりでのんびり過ごせる時間があるというのは、私にとって至福の時間。

私が夜勤をすることにした一番の理由は、自分の時間が欲しかったからです。

夜勤がなく平日週5勤務をしていると、

  • 平日は仕事
  • 休日は育児

となるので、自分の時間はゼロ。

その点、夜勤をしていると入りと明けは半休のように使えます。

大変な分だけ自分の時間も確保できるので、平日週5勤務よりは私に合っていると感じています。

夫にもワンオペ育児の辛さを理解させることができる

自分が夜勤に行くということは、残された夫は家のこと、子どもたちのこと、自分のことをすべて1人でこなさなければいけません。

たった1日(半日)とはいえ、ワンオペ育児を体感してもらうことができるので、辛さを理解させ、共感してもらうことができるのはメリットです。

子どもからの愛情と信頼が増す

子どもたちは、定期的に「ママがいない日」と「パパがいない日」を過ごします。

ママがいない日は、

  • おかずが少ない
  • (ママに)一緒に寝てもらえない
  • 髪の毛結んでもらえない
  • 可愛いお洋服選んでくれない

といった具合に、子どもにも何かと不都合が出ます。

ママがいないとできないことがあると子どもが知ることにより、子どもたちからママへの愛情と信頼が増していきます。

夫と子どもの絆が強化される

夫と子どもとの触れ合いが少ないと、子どもたちは完全ママ派になりがちですが、いないとなればそうも言っていられません。

ママがいない夜を乗り切るために、夫と子どもとの絆が強化されていきます。

子どもが夫と遊んでいる時間が長くなると、家事効率が一気に上がるので、私にとってもメリットがあります。

収入が増える

夜勤をすると、多くの場合「夜勤手当」が支給されるのもメリットの1つです。

私の職場では、夜勤1回ごとに通常の給与にプラスして6千円の夜勤手当が支給されます。

保育園のお迎え時間の関係上、普段は残業があまりできないので残業手当には期待できません。

基本給だけだと少し物足りない給料ですが、夜勤手当が加算されると働くモチベーション維持につながります。

子育て中のママが夜勤をするデメリット

正直なところ、ママが夜勤をすることはデメリットの方が大きいです。

ママが夜勤をするデメリット
  • とにかく疲れる…
  • 夜勤前の下準備と後片付けが面倒
  • 肌荒れがヤバくなる
  • 夫婦の生活がすれ違いになる
  • 子どもと離れるのが寂しい
  • 授乳中の場合、夜間断乳が必要

とにかく疲れる…辛い【覚悟が必要】

子どもを育てながら夜勤をすると、体力面、精神面ともに限界ギリギリの生活になる可能性が高いです。

子どもがいる場合、単に昼夜逆転すれば良いわけではありません。

子どもの生活リズムは崩したくないため、自分も朝型のリズムのままで夜勤もこなす必要性が出てきます。

とにかく疲れるし、辛いです。

夜勤前の下準備と後片付けが面倒

あなたたちでなんとかしてね〜というスタイルにできればそれに越したことはありませんが、しわ寄せが行くのは子どもの方。

子どもが辛い思いをしないためにも、夫のスキルによってはそれなりの下準備をしておく必要があります。

日頃から連絡事項を共有しておかないと、「あれを忘れた」「これが見当たらない」ばかりでは子どももかわいそうです。

肌荒れがヤバくなる

30代後半になってから、夜勤明けの肌荒れがヤバイです。

睡眠不足のせいだと思いますが、夜勤から数日は吹き出物やクマがなかなか取れず、テンションが下がります。

よくなってきた!と思った頃にまた次の夜勤が来るので、いつも肌の状態が悪いのが悩みになります。

夫婦の生活がすれ違いになる

夜勤の回数が多い場合、夫婦の生活がすれ違いになるのもデメリットです。

夜勤がある時は、

  • 入り:どちらかは先に仕事に行ってしまう
  • 明け:帰ったら夜勤者はすでに仕事に行っている

といった具合に、顔を合わせるタイミングが少なくなります。

コミュニケーションや情報共有がメール中心になってしまったり、家族全員が揃って食事をする機会が減ってしまうのは寂しいです。

子どもと離れるのが寂しい

夜勤の最中、気がかりなのは子どもたちです。

子どもたちがちゃんと、

  • 夜ご飯はちゃんと食べたかな?
  • お風呂に入った後、ちゃんと髪乾かしてるかな?
  • 私がいなくても、ちゃんと寝れてるかな?
  • 喧嘩はしていないかな?
  • 明日の朝は起きれるかな?

などなど…

考えているうちに、こっちの方が寂しくなってきます。

「今日ママ夜勤なんだ〜」と言って、「やだ!行かないで!」と言ってくれるととても嬉しいですが、ちょっと寂しくなって仕事に行きたくなくなります(笑)

授乳中の場合、夜間断乳が必要

夜勤をするのであれば、夜間断乳は必須です。

上の子の時は、10ヶ月ですでに断乳しており、夜勤開始は1歳から。

下の子の時は、完ミだったので断乳の必要なし。

私の場合は断乳の必要がありませんでしたが、もし授乳中だったら自分のケアも含めて相当大変だと思います。

無理に断乳をさせることになれば子どもへの負担が大きくなってしまうので、デメリットと言わざるを得ないでしょう。

なぜ夜勤をするのか、その理由を考察せよ!

気力、体力の消耗が激しい、子育てママの夜勤。

もし夜勤をすることにするのであれば、その理由を今一度しっかりと考えて、夫婦でも共有しておくことをおすすめします。

夜勤をする理由は、家庭や職場の環境によって

  • お金のため
  • キャリアのため
  • 夢のため
  • 自由時間のため
  • 職場からの要求(強要)

など様々だと思います。

誰と協力しながらやっていくのかをきちんと話し合い、環境を整えた上で夜勤を引き受けるようにしてください。

一人でやるのは、絶対に無理です。

夜勤ありのフルタイム共働きができたら、夫婦で乗り越えられないものはない

夜勤ありの共働きフルタイムをこなすことができれば、夫婦2人で乗り切れないものはなくなります。

それくらい、夫婦の結束も、育児スキルも、タスク管理能力も上がります。

最初はともかく、続いて行くとどんどん消耗し、辛くなることもあるでしょう。

実際私も、夜勤しんどいな、夜勤もうやめさせてもらおうかな…って毎回思ってます。

ここまでトータル2年間、子育てをしながら夜勤を続けてこれたのは、毎回きちんと子どもの面倒を見てくれる夫のおかげ。

夫の協力無くしてはできませんでした。

もし、夫の協力が得られそうであれば、チャレンジしてみる価値があるかもしれません。

辛すぎるのでおすすめしない…ですけどね(笑)

子育て中のママが夜勤をするメリット・デメリットまとめ

子育て中のママが夜勤をするメリットには、

  • 自分の時間がもてる
  • 夫にもワンオペ育児の辛さを理解させることができる
  • 子どもとの絆が深まる

というのが挙げられます。

一方、デメリットは

  • とにかく疲れる
  • 肌荒れがヤバイ
  • 準備や後片付けが大変

など。

本当にめちゃくちゃしんどいので、やるなら覚悟が必要です。

夜勤をすることにするのであれば、体調管理に気をつけて、体を壊さないようにちょっとずつ手を抜きながら無理なく頑張ってください。

同じく夜勤をしているママとして、応援しています!

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